もう呆れると言うか何と言うか・・・
コメント欄でも述べさせていただきましたが、ある意味今日の結果は順当ですよ。
あっ、もちろん選手の質といった費用対効果を考えれば波乱なんですけどね。
まぁこの監督さんのコメントにはいつも笑わせられます。
試合を振り返ったコメントがいつも他人事のようだし、結果論でしかありません。内容も素人でも言えるような事ばかり。
「あのチャンスを決めきれないのが全て」
「引いた相手を崩せないのが問題」
何故決めきれないのか?何故崩せないのか?
原因がわかっていたらコメントにも現れるのでしょうが、これまでに「サッカーの中身の話」を話した事ありませんね。
結局「修正して次に繋げたい」なんて自分の希望を語っているに過ぎません。
最後の挨拶にも「ただ来ているだけ」で敗戦の責任を感じてる様子は微塵も無し。一番後ろから付いて来て、深々と頭を下げる選手達の後ろで、頭も下げずに歩いている・・・
やっぱり「俺のせいじゃない」で頭の中いっぱいなんでしょうね。サポーターに対しての問題というより、それを見た選手達の心中が・・・
こんな指揮官、絶対リスペクト出来ないと思いません?
まっ、それは余談としても、これでまだ期待している人が居る事の方が個人的には信じられないのですが・・・
さて、本題です。
今日の試合はジェフの下部組織とあって大まかな特徴があります。
・リスクを掛けて攻める
・チームとしてオートマチックな連動性を志向する
・基本的に最終ラインはマンマーク
とこのような感じ。
ロッソには見られない「決まり事(意図)をしっかり持ってプレーする」事によりチームとしての力を引き上げていました。
具体的には
・ボールを奪ったら素早く(ほぼワンタッチ)で近くの味方にパスを出す。
これにより、ロッソが取り返しに来たところを「いなして」守備側の足を一瞬ピタッと止める効果がありました。
こういうところは心理学的なものを上手く取り入れていたと思います。
・低い位置ではサイドから。高い位置では中から。
こうした攻撃のパターン化により、自然と選手の意思統一がなされています。自陣に近いうちに奪った場合は、マイボールになった瞬間からサイドの選手が広くワイドに開いてボールをもらう動きをします。一方高い位置でボールを奪えた場合はFWへくさびとなるボールを入れて、その間にサイドの選手がDFラインの裏を狙ってくる感じです。
・最終ラインのマンマーク
ゾーンというより「人に付く」守備のやり方をされた為、FWの二人は思うような仕事が出来ませんでした。結局これまでDFを崩すのは関、松岡の突破力に頼るだけで、FWとどう絡んで攻めるのか?というところが無い為にパスが来てもどうしようもなく・・・良い形でボールに絡める機会がほとんど無くなっていましたね。
ジェフはこのような戦略を持ちロッソと戦っていたのですが、いかんせん選手のレベルにおいて個々でロッソに劣る為、1対1で勝てる場面がほとんど無く、さらにイージーなミスも多い為に結果として終了間際の1点に終わったという事。
相手のFWの23番、10番は共にポストプレーが上手かったんですが、ここに簡単にボールを入れられて苦労しました。これは矢野、大瀧の両センターバックがとりあえず「前を向いてプレーさせない」事でなんとかしのいでいましたが、もっとジェフが攻撃的に来ていたら・・・つまりリスクを掛けてサイドが飛び出して来ていたらと思うとゾッとします。
こういう決まり事があるチームではFWは後ろ向きにもパスが出せるからです。
本来ロッソとしては、「クサビのボールを簡単に入れさせない」守備が大事になるのですが、ロッソは「プレスの開始する場所」「追い込み方」「どこでボールを奪うのか?」と行ったところの守備の決まり事が無いために全てが行き当たりばったりというか・・・
選手個々の感性による判断でしかない為に、「ほころび」が出てしまいます。
「なんでそこで相手フリーなの?」
そんな感じの・・・中央でDFとボランチの間に居る選手がパスをもらって、前を向いてドリブルで仕掛けてくる場面もこの試合に限らず多いですね。
はい。次に攻撃面です。
まずはっきり言いたい事は「相手が引いているので崩すのが難しい」というコメント。
これは完璧な間違いです。
今日のジェフは予想していたよりも「後方からの飛び出しが少なかった」というだけで、決して引いて守ったりしていません。
DFの裏を狙うようなパスよりも、先ほど述べたようなクサビ系のボールが多かった事でもわかりますが、このような戦略はDFラインの充分な押し上げにより中盤の厚みを持たせないと機能するはずもないので、ありえないのです。
では何故こんなコメントが出てくるのか?
それは攻撃時の崩し方がマズイ事以外の何物でもないのです。
ボールを奪ってモタモタとパスコースを探し・・・
とりあえずサイドに展開して前へと運ぼうとし・・・
パスが回るのも相手DFラインの手前だけ。
そして相手がDFの体制をしっかり整えた頃にクロスでなんとかしようとするだけ。
もちろん相手もバカじゃないので、あえて攻撃を遅らせるためにこのような状況に追い込もうとするのですが・・・それに対処しきれていないのがこれまでのロッソと言えます。
とにかく「速攻の形」を持たない故に、余計なパス回しや判断の遅れが生じる事。ポゼッションに拘るあまり、ワンタッチでのパス回しが出来ない事。これらの理由から完全な遅攻オンリーになります。
それが結果的に相手に「守備へ戻る時間を与えている」という事ですね。
「相手が引いてしまったらこじ開けるのは難しい」
そんな事は素人でもわかります。
だからこそ、再三「速攻の形の構築」が必要だと言っているのですけどね。(そういう選手を使う事も含めて)
仮にポゼッションを保ち、パスを回しながら相手ゴールに迫るサッカーがやりたいのならば、なおさらパターン化された連動した動きを磨く必要があります。それから前線には高さのある選手を置く事も必要でしょう。
定石ですが、FWが引いて相手DFラインを上げさせる(その間にMFが追い越す動きで裏を狙う)。ミドルシュートを多用してDFラインのギャップを生じさせる(ミドルシュートを警戒したDFが前にチェックに来た後ろに出来るスペースを使う事も含む)。
こんな対処方法もあるのですが・・・
そんなコメントは監督から聞いた事ありませんし、もちろん練習でもお目に掛かれません。
引いた相手をどう崩すか?では無く、大事なのは
「相手のDFが整う前にいかにシュートに持っていくか?」
なんですよ。
交代も意味不明でしたね。
1対1で勝つことしか崩す事は出来ないのに3ボランチで熊谷のTOP下?中盤が4人ともボランチ?
個人的な意見ですが、本当にこの中盤の組み合わせは納得できるものではありません。どうしてここまで同じタイプの選手を並べて機能すると思えるのやら・・・
熊谷、喜名、小森田はピッチ上に一人で充分。そしてパスにアイデアを感じる選手・・・山口、斉藤などを一人組み合わせるだけで、関も松岡も今以上に効いて来るはず。
さて今夜は丁寧に分析してみましたが。
いろんな意味でチームには「保身」を止めてもらいたい。
みんなどんどん冷めてる現実を感じて欲しい・・・
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先週の水曜日までは思ってました。
しかし…でした。
帰り道とても凹んでしまいました。
管理人さんのコメントを読んで
凹みじゃなく冷めてきてるのかな…等と
思ってしまった。
どう立て直すんでしょ?
試合運びだけじゃなく
この気持ちをどうしてくれるんじゃい!
と、おじさんに聞いてみたくなりました。
応援するしかないんですが もどかしい(以下略)
心中お察しします・・・(汗)
足の早い若手って言うと、西森、山内、河野あたりでしょうか?本当にこの辺の若手は何故使われないのか疑問ですよね。
「凹みでなく冷めてる」の理由は・・・
どこかで漠然と期待しているから「何やってんだ〜」と一次的な感情で済んでいたものが、これまでの積み重ねと皆さんの目が肥えてきたことで「やっぱりね」と感じるように変わってきたからなのだと思います。
何より問題なのは原因がはっきりしていながら、現場もフロントも改善する気が無いように見える事でしょうか?
いつもお勉強させてもらってます。
監督の希望、理想・・・・まさにそう思います。
相手に合わせない先発の固定、更には交代選手、そして時間帯まで同じふうになってきています・・・
全てにおいてコンセプトの見られない状況にいい加減_| ̄|○ ガクッと来ますが、とりあえず応援・・・・・と。
いつも厳しい指摘、大変参考になります。
この試合に関しては、呆れてしまいました。もう怒る気力もありません・・・。
ジェフの選手の能力は、高かったのですが攻撃のスピードは余り無かったように感じました。
ロッソのDF陣も上手く対処出来ていましたし。
恐らく、まだチームの形が出来上がって無いんでしょう。そう考えると恐ろしいチームになりそうです。
ロッソの選手の焦りを誘い、一瞬の隙をついてのカウンター。
今まで何度もロッソが痛い目に遭ってきた戦法です。
あの試合、ジェフが勝つにはこの方法しかなかったと思います。
ジェフの選手の喜び方を観いたとき、ロッソはジェフの術中にはまっていたんだなと感じました。
理想ばっかで行動が伴わないところは、監督もフロントも同じですな。
おっさるとおり!て感じです。
早急に解決できる問題ではないですけど、、
shimoさんと同じく、俺も凹んでるのではなく、冷めてきてる と言ったほうがいい状況になってます。。
ヤス⇒吉井の交代は、、、、4ボランチですかw て感じでした。
今のサイドバックにも不満はありますが、、、この現状(積極的なオーバラップ等がない)ならボランチは1人で間に合うと思いますけどね。。
サッカーが好きなだけスタンドに足を運んではいるのですが…あくびを5回程発してしまいました。
監督のコメントには毎回呆れております。
現代の少年サッカーの監督にも劣る発言なんですが、平気で発しておられる方の気が知れません。
「程度の低い指揮者」を露呈しているのですが・・・。
さて試合内容ですが印象に残った事が山ほど・・・中に全体的な運動量が足りてないかと思います。
FW高橋・北川等の選手の組み合わせにも問題はあるのですが、中盤にせよ特に攻撃面では足は止まっていますね。
あれでは、当然相手DFを崩す所か自らペースを崩してしまうに過ぎません。
では、なぜ運動量(ボールのない所での動き)に拘るのか。
・やはり走るスピードに緩急を付けフリーの状態でボールをもらったり、また裏に抜けたりとFWはゴール前で理想的な場所で勝負が出来る。
・より接触プレーの頻度が削減される為、故障のリスクが減る。
・中盤の押し上げにより、攻撃に厚みが出来る。
まだまだありますが、この辺りで^^;
シュート数も少ないですね。
管理人さんのおっしゃる通りミドルレンジからどんどん打っていいんですよ。
時間帯を考慮してわざと縦ポンして裏を狙うパスだとか、しかしそういった戦略を知らない為ズルズルと相手サッカーに合わせてしまう。
要は面白味の無いサッカーとなってしまう訳であります。(攻撃に関して)
こういったバリエーションが少ない場合には、きっちりとした決め事で攻撃なり守備をするのが勝負事だと認識しておりますが、残念ながら見えません。
今回は戦略を通した運動量を重点にコメントしてみました。
また、伺います^^;
山口・斉藤の中盤と山内・西森の新卒組など入れたら面白いですけど・・・
修正って言葉だけは簡単ですが。
どうもゴール前でモタモタして、シュートもしきらんということらしい。
サッカーを知らないおばちゃんも、心密かに同意してしまいました。
0-0覚悟で見に行ったもののって、まあ、その時点でわかってたんですが。
ウィイレでも、もうちょっと出来るきがしましたよ。
これはこれは。こんなところで奇遇ですね。(なんのこっちゃ:笑)
先発、交代ともに監督の権限で誰を使っても構わないんですが・・・意図がわからないのがもどかしいんですよね。
実際、宮崎なんて最初から入れていればセットプレーも・・・
>とみぃさん
こちらにおいで頂き恐縮です。(^^;
もし宜しければ、今度こちらでも紹介させて下さいね。(周りの反応が怖いですが:笑)
相手の術中にハマル・・・
本当にそうでした。相手はプラン通りに戦って勝ち点3という結果をものにした。
ロッソはプラン無く戦い、「決定力が無かった」という辻褄合わせの結果論しか言えない。
この差が大きい事をみんなにわかって欲しいんですけどね。
>あかつきさん
早急に改善できないからこそ、対応の遅れが命取りになりかねない事を危惧する私です。ヾ(- -;)
サイドバックうんぬんのところはいろいろ戦術があるのですが・・・
守備重視の速攻スタイルならば、ボランチの組み合わせとFWの起用に疑問ですし、支配率を高めるスタイルならば、サイドバックの上がりが余りに少ないと。
要は矛盾だらけって事ですね・・・
>サムライ・ブラザーズさん
こりゃまた随分辛口ですね。(笑)
考察の中身については割愛させていただきますが、要は「決め事」の無さ、オートマティズムを感じられない組織力の問題によるという事はわかります。
実際練習見に行く機会があればいいのですけど・・・ほとんどが「個の育成」に繋がる事ばかりで、チームとしての修正なんてありません。
仰るようなサッカーは遠いですよ・・・
>ゆうひのパパさん
入れ替わるといいんですけどね〜(´・ω・`)
去年の批判を言い逃れた手前、今年は固定化してますから。
けれど、「一人で何か出来る」ほどの選手でなければ、誰が出てもあまり内容は変わらない気がします。
>鈴本さん
あはは。(^0^;
意外な事に、今のロッソがやってるサッカーは初心者になればなるほどウケが悪いようです。
これだけシュートの数が少なければ当たり前ですけどね。
ちなみに今年、他の前評判の高いチームも格下にやられたりしてますが、そのほとんどはシュート数では15本以上を放っているほど押し込んでいながらの結果です。
それなら「決定力不足」という言い訳もありでしょうが、昨日の試合はシュート数もおそらく10本前後、完全に崩した回数はジェフの方が多かったと思います。
小学生のサッカーとは厳しい意見ですね・・・
あっ、試合中の指示はそんなものでしょうが。
( ̄∇ ̄;)
いつもとほぼ変わらないスタメンやリザーブの
選手と想像がつき、実際にスタメンやリザーブ
が発表されてだいたいの試合展開が想像でき、
点が取れずに最後にやられて「やっぱりね」
という感じでした。
毎試合見には行くんですが、昨年ほどの気持ち
の高鳴りは無いような気がします。
これだけ実績や経験のある選手使って昇格
できなかったら、しょうがないじゃん!という
開き直りのような選手起用に思えます。
試合終了後、ちゃんとあいさつするぞ!と叫ぶ
コバさんに気持ちを収めてもらった感じでした。
オフィシャルブログを見ても、試合を見に来て
くださいと選手は一生懸命なのに、スタジアム
で温度差や距離感を感じるのはなぜでしょうね。
来年はチームが無くなるような気がしてきました。
(こっちにコピペしたいくらい:笑)
皆さんも読んでみて下さい。(ブログです)
>まったりさん
グチの書き込みありがとうございました。(笑)
ジェフはリスクを掛けてくると思っていたので、私は負けるとしても1−2かな?と思っていました。
ウイイレでも・・・というのはノーコメントで。
ゞ( ̄∇ ̄;)
>ひでさん
読んでて切なくなりました・・・
苦戦して当然という采配、選手起用でありながら、何も改善しない(出来ない)監督とそれを黙って見過ごすフロント・・・
これじゃサポのテンションも落ちて当たり前です。
勝てばOKというサポでも、負ければ言わずにいれなくなるのが人情というものでしょう。
(´・ω・`)
毎回見ていましたが納得することばかりなんですよね(笑)
最近の試合はスタメン発表も楽しみじゃなくなりました…
去年の最終戦なんかは人も多く楽しかったですよね。ピリピリムードはあったけど(^_^;)
もう行動起こさないと分からないみたいですね。ただ一回負けたからするのでなく今までと変化があまり無いと言う指摘をサポーターからしないと『動かないフロント』は1年間同じ状態のままだと思います。
書き込みありがとうございました。
なかなか鋭いご指摘です。(笑)
フロントは「頼むから今の体制で結果出してくれ」という感じがありますが・・・
監督自体が心から反省し、責任を感じて居ない限り、それが無理なのはわかっていた事です。
監督交代にはリスク(今以上に悪くなる可能性)が付きまとうのは事実ですが、このままじゃジリ貧だと思いますし、そういう道を選択したのは他ならぬフロントです。
「やっぱりダメでした」
ではサポーターの怒りは相当酷いものになるでしょう・・・
それくらいならきちんと手を打って、それでも「ダメでした」となった方がよっぽど納得出来ますよね。(-ω-)/
初めてコメントします。
中盤4ボランチについて…
私なりに考えて感じたことは、「これでは野球のバッターの1番から4番までを、まるで元巨人の川相タイプの選手で固めた様なモノじゃないか」…と。
通常、機動力のある1番バッターが出塁して“川相”がバントで送り、3番〜5番でランナーを返す…。
これが打順の繋がりです。
しかし先日のロッソの中盤は、せっかくランナー(ボール)が出ても、後に控えるバッターが“川相”ばかりでは、繋げる事は出来てもランナーを返す(得点を入れる)事は…
難しいですし
見えて来ませんし
何より選手同士の相乗効果が見込めませんよね?
確かに川相はバントで繋げる事については世界でも指折りですが、それは機動力のある選手、アベレージの見込める選手、一発のある選手がいて初めて生かされる訳ですし、得点も入るモノですよね。
私の“サッカーを見る目”がどれ程の物か判断いたしたく、管理人殿のご意見を賜りたいと思います。
ようこそいらっしゃいませ。(^^;
コメントありがとうございました。
この例え・・・
上手すぎです!(笑)
私も過去に「ピッチャーを内野手で使うようなもの」と表現した事がありますが、この例えは非常にわかりやすくて面白かったです。(^^)
このように他のスポーツに例えて表現できればもっとわかりやすくなりますね。
参考にしたいです。
ところで「サッカーを見る目」との記述がありましたが、初めて見た人のほうが的を得ている事も多いものです。
見慣れてくると「それが当たり前」になってしまって、問題が発見できる視点を持てなくなる事ってありますよ。
私の場合はそれを補う為に、ロッソ以外のチームを出来るだけ見るようにしてますが・・・
ともあれ、選手の適材適所の問題や組み合わせの問題を語る上で的確な例えだったと思います。
(^^;
またコメントお待ちしてますね。