2007年02月28日

溜まった愚痴・・・

こんにちは。

試合のレポを楽しみにして下さってる方には申し訳ありません。
<(_ _)>

今日は2月を振り返っての思うところ(平たく言えば愚痴)を。

今日は猛烈な辛口になりますので、飲み物のご用意を!(笑)


さて、去年からの私の意見

「今のメンバーで充分2位以内は可能」

というものを必至で打ち消された結果、フィジカルコーチの解雇(走り負けしてるとの批判の押し付け)、選手の大量補強(去年の選手がダメだったとの言い分)により今期が始まったワケですが・・・

監督自身は去年から成長しているのか?

反省がなされていて、その改善策を見出せるか?

そういう所を重視してきました。


・練習について

この冬、Jや韓国等からいろんなチームがキャンプで熊本を訪れています。いくつか見に行ってもらった方にはおわかりでしょうが、明らかに「質」「効率」に劣るのがこれまでのロッソでした。

今年はどうか?
「効率」という意味では少し改善も見られます。去年はパターン化したボール回しの練習等の時、順番待ちが5〜6人居るというような事が良くありました。ピッチは半分丸ごと空いているとか。
これは他のチームに比べればまだまだ改善できます。立ってるだけ、歩いてるだけの選手の方が多いという事はそれだけボールに触る絶対数が減り、体力的にも楽だという事。

「質」自体は去年とさほど変わりません。なんと言っても「チームとしての練習」が明らかに少ない。言い換えれば「ポジションを無視したただの個人練習」が多い為、実戦的な場面場面でのグループでの攻撃の形、守備の形は未だにさっぱり出来ていないという事です。

彼は就任当初から、「数日指導すればOK」と考えているようなフシが見られますが、これがそもそもの間違いですね。
コンバートは結構ですが、そのポジション毎に与えられる違った役目があり、その連携をマスターするには頭が覚えていても体が覚えていないではいけません。

相手により変わる戦術に対応するには、様々なパターンでの練習を継続、反復させていく以外にないのですが・・・「OOOではOOOする」という事だけが指導され、それ以外の時はどうするのか?というところはなされていないというのはこれまで通りのような気がします。


・選手の起用法

うちでは良く「適材適所」という言葉を使いますが、そういう「根本的な概念」において、まだ今年も去年同様の心配は拭えない印象です。

チームをどのように機能させるか?

というところで、これまでのテストマッチにその「意図」が見える事はありませんでした。去年同様に「このポジションにはOOが良い。その選手の特性を考えると、組み合わせるのはOO・・・」というものが無く、「OOはここで使えるかな?」それだけを見ている感覚を受けます。

この辺はジーコにそっくりですね。
経験や実績という名目の元、海外組(元J新加入組)を無条件に重用し、国内組(古株)のモチベーションを著しく下げ、しかもチームとしての攻守のバランスが取れずに実力以下のチームになった日本(ロッソ)・・・

どうですか?(笑)

去年、中盤でボールを失って高い位置からのカウンターを怖がるあまり、中盤には「ボールを繋ぐ事(失わない事)の上手い選手」が使われてきました。そして今年もその兆候がみられます。

確実に繋ぐという事は・・・言い換えればリスクチャレンジの無い選手。相手にとって「寄せていればただボールを回してくれる怖くない選手。」となる事が何故わからないのか?
そういう選手に往々にして見られる「運動量の少なさ」が前からのプレスをおろそかにし、結果攻め込まれる原因となっている事が何故わからないのか?

今回の補強自体も何かのコンセプトはまるで感じられず、このまま行けば、去年同様に「上手くいかなかった時に選手を変える為」だけにしかならないような気がします。

代表の監督であれば、こうした「セレクター」の仕事がメインとなりますが(チームが合流しての強化期間が短い為)、クラブチームにおいて、限られた選手を率いて強くする為には

「チームとしての(個々も含む)育成」

「ゲーム中における相手への的確な対抗策を打てるか?」

が監督して問われるところなのです。


もうこれまでの繰り返しは見たくない今期。
何度でも警告しましょう・・・


さて、ベストメンバーというものが非常にわかりずらい(コンセプトがわからない為)ので、「今のロッソを率いた場合、私ならこう戦う」というものを次回考えて見たいと思います。

元気があるときになりますが。(^^;
posted by Yama at 11:34| 熊本 ☀| Comment(6) | TrackBack(0) | ロッソ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
なまえは、笑いのネタとして、スルーしてください。
練習を見に行きました。練習中に自分の番を待ってる選手が多いですね。そんな事を考えながら練習を見ていたので、その後このページを見て、「あらま。」と思っちゃいました。
ちょっと風邪をひいてしまったかもしれない、鈴本でした。
Posted by 玉名温泉改め鈴本 at 2007年02月28日 21:27
>鈴本さん(笑)

鈴本さんにとってはとてもタイムリーな話題になってたんですね。(^^;

長年サッカーに携わっていると、いつの間にか「当たり前」になってしまって創意工夫が思いつかなくなるのかもしれません。

でも改善するべきところはやってもらわないと!

風邪お大事に・・・
Posted by Yama at 2007年03月01日 10:33
久しぶりに書き込みさせていただきます。
なかなか普段のロッソを見に行けない私としては勉強になりますね。
練習でも試合でも、昨年と同じようなことをやっていてはどれだけいい選手がいても結果は一緒のような気がします。
シーズンでは改善されるよう期待したいですね(^_^)
Posted by 球磨のd at 2007年03月02日 12:58
>球磨のdさん
お久しぶりです。(^^;

子どもが部活において、何かの優秀な学校に居て優秀な生徒であったとしても、転校したらそのレベルに慣れてしまって、徐々に衰えるケースがあります。

ロッソがこれに当てはまる気がするんですね。
低レベルな方で。

伸びた選手はJFLのレベルによって引き上げられた若手だけで、Jから来た選手は軒並みそのポテンシャルを落としていきます・・・

改善して欲しいですが、正直あまり期待はしていません。
選手の自己努力だけが希望です。(涙)
Posted by Yama at 2007年03月02日 21:50
池谷=ジーコ論には大賛成。
でも今年は4位までJ2昇格可能だから、いくら何でも大丈夫でしょう。
ただし、たとえ昇格できたとしても、今の監督では、来年J2で無残な姿をさらすこととなるでしょうね。
Posted by maedaman at 2007年03月04日 22:32
>maedamanさん
他の国の代表チームでは、強い国内のクラブチームのDFラインをそのまま使う所もありますね。
それぐらい「連携」や「戦術の相互理解」は大事なのに・・・

私は4位以内も微妙に感じています。
個の力で前半戦はいいでしょうが、各チームそれぞれの戦術が固まってきた後半、そういった伸びの無いロッソが苦しくなるのは2年連続ですから。

2度あることは・・・(略)
Posted by Yama at 2007年03月04日 23:30
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