今日はちょっと趣旨を変えて、「慣れ」というものを考えてみましょう。
題には「スピード」と書きましたが、カマタマーレを見てて、考えさせられる事がありました。すなわち「慣れ」です。
今日はこの「慣れ」が招く怖さを改めて考えたいと思います。
うちはとにかく練習のやり方が悪いと感じる私です。昨日もパス、トラップについて意見を書いたので、その続きだと思ってもらえばいいかな?
・クロスの上がる前にゴール前に入ってしまっている
・ボランチ→FW→ボランチ→サイド→クロスというボール回しからシュートに持ち込む練習・・・は結構だけど、パススピードが遅い!
・角度の無い所からは必ずパスを選択
・ロングボールを前線に送った時にDFとボランチが押し上げるスピードが遅い。
ちょっと思いつくだけでも、こんな感じで浮かんできます。
去年を振り返ると、夏場から得点が取れなくなり、最後の方は連敗までする始末。
「相手が引いて守るので、なかなか・・・」
そんなコメントがちらほら聞かれましたが、その分ポゼッションが上がったか?と言われたら、そんな事も無いわけで・・・
これが悪い意味での「慣れ」だと考えるのです。
強いチームは、ボールを持ってる相手に対しての寄せが早く、ボール保持者はそれだけ早い判断が必要となります。それに対し、弱いチームは往々にして、その寄せが遅く、甘い場合が多いですね。
それによって得られる「余裕」が判断のスピードを遅くします。そして「味方が取りやすいように」とパススピード自体が遅くなります。
そしてロッソは元Jの選手、大学日本一の選手を擁しながら、何故かKYUで勝てない状況を招くのです。
例えば今。
今年補強した選手抜きで、再びKYUを戦ったとしても、負ける事はないでしょう。
これはJFLというレベルの上がった試合を何試合も戦った経験(慣れ)により、その「スピード」が上がったという事です。
失礼ながら、監督の起用する選手やコメントを聞いていて、更には練習の「質」を見ていて疑問に感じるのは、この様々な「スピード」の大事さを感じられない事なんです。
少し話題を変えますが、ボディービル等に見られるダンベル等の「重量」を使ったトレーニングがあります。100kgのものを上げるようになる為には、初めは30kgから始めて、徐々に負荷を上げていきますね。
この時、強い筋肉を付ける為には、「10回トライして2〜3回が限度」の重さに取り組むのが最も効率的だとされています。「10回やって8回出来る」くらいの負荷では、何の意味も持たないという事なんです。
これって、サッカーの練習でも当てはまると思いません?
練習において、「難しいパスを貰う」という練習を繰り返しやる事で、試合の時に取りやすいパスを貰えば、その精神的余裕は計り知れない効果を生むと思うのです。
出来る事を繰り返しやっても、現状維持が関の山。出来ない事をやって初めて「進歩」があると考えます。
これ、毎日のように練習している当人達にとってはなかなか「気付きにくい」事なのかもしれません。
といろいろ御託を並べましたが・・・
ミスの目立つ練習を目にするようになった時が、ロッソの伸びる状況なのかも知れませんね。
とにかく、次の流経大戦をきっちり勝って、J2上位のレベルを体感して来いって感じですか。(^^;
【関連する記事】
自分も感じていました。
練習を殆ど見に行かないので
知らなかったのですが
そんな基本的な練習もできていないとは...
サッカー経験者だったら
当たり前にすることなのに...
悲しいですね。
もう、オフト監督がドーハの
時にやらせていた、基本的なこと
は最低して欲しいと
つくづく感じます。
一番強く思うのは、
出したパスの意味を考えて
次の動きをしてくれってことですけど。
なんか、意味不明なパスが多くて
イライラします。
決まり事があれば
少しは解消するのでしょうが...
すいません。毒を吐きすぎました。
何はともあれ、流経大の一軍にきっちり
勝ってベガルタとの試合で
有意義な経験をして欲しいものです。
ずいぶんと切ないコメントですね。(笑)
簡単に例えて言えば「サイドを使え〜」と言われているけど、「どう使うのか?」については何も聞いてない。そんな感じじゃないでしょうか?
意図が無いから、意味がわからないプレーが・・・
>毒を吐きすぎました。
それを言われたら私は・・・(笑)